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今世紀最悪のキリスト教徒迫害の続くスーダンから!!




 スーダンにおいて40年間続いている内乱は、北部のイスラム教徒と南部の黒人クリスチャンとの戦いです。これまで、内戦で犠牲となった死者数は、200万人にものぼります。イスラム教徒たちは、民間人に対して組織的な爆撃を加え、敵の戦闘意欲を奪う作戦にでています。ヌバ山脈での人権侵害は最悪です。そこでは、ほとんどの村や教会が破壊され、何百人ものクリスチャンが十字架につけられ、100万人以上もの人々が強制収容所に送りこまれました。

 この驚くべき迫害にもかかわらず、スーダンの多くの教会は、真のリバイバルを経験しています。フロントライン・フェローシップは、国連の立入禁止命令を破って、南スーダンのクリスチャンたちに3000冊もの聖書を渡すことができました。敵線を破って、500冊以上ものアラブ語聖書を中央スーダンのヌバ山脈内に持ち込むことができました。フロントライン・フェローシップは、信仰書やリーダーシップ訓練、軍のチャップレンの働きを通して、迫害下にある教会を助けています。フロントラインはエクアトリアの自由地帯の中に戦傷者たちのために第1号の病院を設立しました。現在、戦傷者たちを隣国ケニアに移送する必要があります。移送に時間がかかりすぎるために、これまで数多くの戦傷者の生命や手足が失われてきました。

 ピーター・ハモンドは、ルワンダにおける大量虐殺について報告する予定です。また、現在、アンゴラにおいては、聖書や薬品を秘密裏に持ち込む必要があります。しかし、敵側の狙撃や、地雷原、沼地、ワニがうようよと泳いでいる川渡りなど、数多くの危険を乗り越えなければなりません。クワズルにおける戦闘、ザンビアにおけるキリスト教による再建活動についても報告が届く予定です。



 さらに詳しい情報は、Frontline Fellowship, P.O. Box74, Newslands 7725, South Africa, or Tel: (011-27-21) 689-4480, Fax: (011-27-21) 685-5884 まで。
 

This article was written according to the information furnished by Frontline Fellowship (CHALCEDON Report No.375, October 1996)








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