現代の福音主義教会へのインベーダーの侵入2 by ブライアン・M・アブシャイア
あまりにも多くの「クリスチャン」は、感情をむき出しにしてとげとげしい言葉を吐き、常に教会を分裂に陥れる不道徳な女性の尻に敷かれた霊的弱虫である。
これらの人々はクリスチャンではない。たとえ、どんなに彼らが口で「正統的な」信仰を告白していたとしても、である。彼らは、50年代のB級SF映画に出てくる「インベーダー」である。彼らは外見においても、話ぶりにしても、振舞い方にしても、本物の人間と実によく似ている。しかし、どこか陰険で不吉な雰囲気をかもし出している。彼らは我々の回りにいて、我々と交わり、時折講壇から説教し、神学校で教え、長老として活動している。しかし、インベーダーたちは、教会の土台をゆるがし、発展を阻害し、未来をつぶしている。
だれがインベーダーであり、だれが本当の人間であるかをどうやって見分けることができるのだろうか。それは、神の法を愛し、それに従っているかどうか、を見ることによってである(参照・ヨハネ14・15,21、1ヨハネ3・24、等)。例えば、人が姦淫や盗みや殺人を犯さないのは、社会的なプレッシャーがあるからかもしれない。そこで、普通の教会においてほとんど普遍的に見られる罪について調べることである。噂話や中傷、悪口、陰口、偽証。こういった罪を犯している人はいないだろうか。このような罪を[恒常的に]犯している人は、実際は、ヒューマニストや姦淫者や背教者と何ら変わらぬインベーダーなのだ(参照・ローマ1・28-32、2テモテ3・1-5、等)。もちろん、クリスチャンはだれでも罪を犯すものだ。しかし、もし彼らの心が神の御霊によって真に再生されていれば、彼らは自分の罪を悔い改めるはずである。自分の行動を正当化したり、合理化したり、また、罪の事実を否定することもない。真に悔い改めて正しい道に戻るはずである。しかし、アメリカのいたるところにおいて、これらの罪は教会において咎められることなく、毎日平然と犯されている。
このようにして、インベーダーたちは、嘘や中傷、ほのめかしによって、キリストの教会を分裂させ、分派や党派、不和を作り出している。我々は、彼らが作り出す混乱を収拾するのにあまりにも多くの時間を取られているため、伝道や弟子訓練、正しい夫婦関係や家庭の回復、真の牧会ができなくなっている。教会が生き残り、繁栄し、諸国民を弟子とするためには、我々はまずインベーダーを教会から一掃しなければならない。
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ブライアン・アブシャイア師(B.A., M.A., Th.M., Ph.D.)は、カルケドンの長年のサポーターである。スポケーンに住み、PCAフェイス教会の牧師。エレイン夫人と結婚して24年になり、6人の子供がいる。連絡先は、abshire@qwest.net。
(Rev. Brian M. Abshire, A Pastor's Perspective--Invasion of the Pod People, in Chalcedon Report No.440, April 2002, pp.16-17.)
This article was translated by T.Tomii by the permission of Chalcedon.
02/04/28