終末を告げる預言者の正体を見極めよ! 2

 

>ラヘイが意識的に統一協会と関係を持っているとしたら大変なことではあります。

統一教会の組織(宗教自由連盟(CRF))の理事までやっているのですから、無意識とは言えないと思えます。さらに、彼は、その臨時議長まで務めたと言います。

「ビブリカル・ディサーンメント・ミニストリーズ」のリック・ミーゼルによれば、1993年6月3日付の私信の中で、ラヘイは「1ヶ月半の間CRFの臨時議長」を務めたことを認めた、といいます。(http://www.rapidnet.com/~jbeard/bdm/exposes/lahaye/general.htm)。

また、1985年6月、ワシントンにおいて開かれたCRFの集会において、ラヘイは、300人以上の出席者に向って、文鮮明を支援するよう求め、次のように述べました。

「私がこのように述べるのは、彼の教えに同意しているからというわけではありません。というのも、私たちの多くは、彼が何を述べているか知らないからです。彼の教えについて、私たちは新聞の中でしか触れたことがありません。しかし、新聞がどの程度信用に足るものであるかは皆さんもご存知のとおりです。」(同上)

本当に知らないのでしょうか。「再臨のメシア」を自認する男を教祖とする世界的カルトについて、「世界連邦」「反キリスト」「世界的大患難」について小説まで書いた人物がまったく知識がないなんて信じられません。

また、妻であるビバリー・ラヘイは、統一教会の他の組織『ワシントン世界平和家族連合』の集会で、文鮮明と彼の4番目の妻と1500人の聴衆の前でスピーチをしました。このことについて批判された時に、彼女は私信の中でこのように言ったといいます。

「私は、これが、文が後援する会であることが分かったのは、そのほんの数日前のことでした。それで、キャンセルするには遅すぎるから、よく考えて、まことの神の言葉を分かち合うよいチャンスと思って利用したのです。」(同上)

しかし、夫ティムが、上記のように統一教会との関係を数年間持っていたわけですから、ラヘイ夫人の発言には信憑性がありません。また、もし数日前であってもカルトの集会であると分かっていれば、キャンセルするのが当然に思われます。

この集会には、ラヘイ夫人のほかにも、キリスト教同盟理事ラルフ・リードと家族調査協議会代表ゲイリー・バウアーが出席しました。問責された際に、同盟スポークスマン マイク・ラッセルは、このように述べました。「彼らは家族を強くするために活動している。それは、私たちも同じだ。ラルフは、自分がスピーカーとなるすべての組織と同じ意見を持っているわけではない。」と。また、ゲイリー・バウアーは、「なぜクリスチャンは、私たちの意見を聞きたいと願っている集会に、立場が異なるというだけで一切出席してはならないのか、私には分からない。」と述べました。つまり、これらのスピーカーはこの集会の後援者について理解していたのです。なぜラヘイ夫人だけが知らなかったのでしょうか。

また、当然のことですが、牧師や伝道師は、誰にお金をもらうかということに注意しなければなりません。
「お金を出した者が、笛吹きの曲を決められる」(金を出せば口も出す)という諺にあるように、考えが異なる者から献金を受けると、考えそのものを変えざるを得なくなります。

このような失敗は、牧師や伝道師として致命的であり、もし、ラヘイが統一教会から献金をもらったという話が事実であれば、私たちはラヘイの言うことを信用してはなりません。金銭に目がくらんだ人の言うことを信用できません。

そのような人を信用することは、自分も堕落に巻き込まれることを意味するからです。

レフト・ビハインドは、現在の福音派の「教理的堕落」を反映しています。

終生、行為義認を主張していたマザー・テレサやローマ法王まで教会とともに携挙されたと書かれているからです。

「通貨統合」「世界政府」「宗教統合」など全体主義、エキュメニズムを警告しながら、統一教会やカトリックに共感するとは一体どうなっているのでしょうか。

このような妥協が積み重なることによって、教会は次第に純粋さを失って堕落していくのです。レフト・ビハインドのような本を受け入れることは、将来、教会にとって大きな禍根となるでしょう。

 

 

02/08/18

 

 

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