キリスト教対中立教
歴史的正統的キリスト教が目指すのは、「キリストの王国」である。世界がキリスト中心に回ることを目指す。
それに対してアメリカが目指すのは、世界を「中立の王国」にすることである。
アメリカのファンダメンタリストたちは、これを助けている。彼らは、律法を否定し、天上のことと地上のことを区別し、クリスチャンは、この地上にキリストの主権を確立する必要も、それをキリストの御国に変える必要もないと主張する。
万物に対するキリストの主権を認めない者は、クリスチャンではない。
彼は、「中立教」の信者である。
もちろん、中立教は、サタン教である。創造された世界の中において、一箇所でも神の主権を認めなければ、それは、万物の創造を否定する立場であり、歴史的正統的キリスト教ではなく、異端である。
ブッシュ大統領とファンダメンタリストたちはクリスチャンを自称しているが、彼らが実質的に目指しているのは、サタンの王国なのだ。
戦後日本の国家体制は、この中立教によって組み立てられた。だから、我々は、しっかりと自覚しない限り、この中立教の枠組みをあたりまえのことと考え、「地上世界をキリストの御国と変える」ことを求める正統的キリスト教を、逆に、異端としてしまう。
「地上のことは地上の原理で」と主張する「クリスチャン」は、もう一度頭を冷静にして考え直してほしい。「はじめに神は天と地を創造された」という聖書の基本中の基本の御言葉と、自分たちの意見と本当に調和できるかを。
03/04/05