天使について
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エペソ人への手紙3章10節で>
「神様がそうなさる理由は何でしょうか。それは、天上のもろ>
もろ支配者達に対して、神の全家族が神の教会の中で一丸とな>
っている姿を見せ、神様の完全な知恵を示すためです。」>
とありますが、この中の‘ 天上のもろもろの支配者 ’とは誰>
のことですか?原文では、「・・・それは、天上のもろもろの支配者達や権威者たちに対して、神の多くの智恵が知らしめられるためであって・・・」となっており、「神の全家族が神の教会の中で一丸となっている姿を見せ」という個所がありませんが、どのような訳をお使いでしょうか。
「天上のもろもろの支配者」とは、天使を指します。
神は、霊だけで肉体を持たない被造物も創造されました。
人間は、霊と肉体を持つ存在であり、人間の主な目的は、霊的な現実を可視的な世界において表現するためであり、例えば、神の愛や義を具体的に目に見える形で表現する(病院を作る、社会的弱者を助ける、不正を厳正に処罰する、人間の自由を拡大する制度を作る等)ために肉体を与えられています。
歴史は、人間を中心に推移しており、神とサタンは、人間を通して代理戦争を行っています(エペソ6・12、コロサイ2・15)。
神は、愛と義の世界を人間を通して地上に拡大しようとしており、サタンは、人間を堕落させて、神に反逆する領域を拡大し、この可視的な世界を不義と暴力と悲惨に変えようとしています。
神もサタンも霊的な組織を持っており、神を助けるために天使の軍団が存在します。また、サタンも堕天使の軍団を持っています(詩篇68・17、78・49)。
神は、人間の歴史を通して、御自分の栄光と力と義と愛を、天に存在するもろもろの霊的存在に示しておられるのです。
人間世界は、あたかも、演劇の舞台のようであり、観衆は、霊的な被造物(霊界に住む人間たちも含めて)です。
我々の歴史の推移、一挙手一投足を、これらの霊的な無数の群衆が注視しています。(ヨブ1・6−2・13、へブル12・1、第
1歴代誌16・31)