正統主義の復活
PCAニュース(PCANEWS.com Newsletter for 04/02/2003)より:
トーマス・オウデンは、『正統主義の復活:キリスト教における新生の兆し』 ( The Rebirth of Orthodoxy: Signs of New Life in Christianity, by Thomas Oden (Harper San Francisco, 2002, hardcover, 224 pages, ISBN 0-0600-9785-X) において、20世紀の主流エキュメニズムは破産した、と述べる。
彼は、それを「新古典エキュメニズム(new-ancient ecumenism)」と比較し、「正統主義は、近代主義者のキリスト教よりも、様々な文化を正しく評価する包容力と公平さ、そして、知的自由をあわせ持っている」と言う。
新古典エキュメニズムは、教派の壁を越えて広がる正統主義への回帰である。
我々は、ポストキリスト教時代に暮らしているのではなく、ポスト世俗時代を生きている。現代社会を支配する非キリスト教的理念は、今、崩壊の過程にある。
それは、我々に倫理的混乱をもたらし、我々から生きる土台を奪ってきた。世俗文化が教会に侵入するにつれて、人々は聖書から遠ざかり、その結果、何が真理で何が偽りであるかの線引きができなくなっている。
多くの人々は、紀元1世紀の古典的正統主義キリスト教に回帰することによって、解答と安定を見出しつつある。
03/04/05