神は美しいか?
「神は美しいか?」という疑問も「神は悪を行うか?」という疑問と同じように相対主義です。
神は美しいのではなく、神が美なのです。
プラトンは、「真善美」という完全な世界が「神とは別に」存在すると考えました。
これは、「無からの創造」と矛盾します。
世界は無から創造されたので、神が万物の基準なのです。神以外に永遠の基準が存在するわけではありません。
神こそ真善美であり、神に似ないことが「非真、非善、非美」なのです。