呪われた国土
欧米に比べて日本の中絶件数は桁外れに多い。そのため、1948年に実際の2〜3割しか厚生省に届け出ないことにしたそうである。中絶に必ず使われる薬があって、その年間使用量から推定するならば、日本において行われている中絶件数は多くて500万件、どんなに少なく見積もっても300万件はあるという。仮に年間500万人が中絶されているとすると、生まれてくる赤ちゃんの約4倍もの赤ちゃんが中絶で命を落としているということになる。
もちろん、胎児は人間である。胎児の命は人間の命である。
それゆえ、胎児を殺すことは、殺人以外の何物でもない。
外国から帰ってきていつも感じるのは、日本という国の暗さである。
自然はどの国よりも美しく感じるのに、なぜこの国の雰囲気は暗いのだろう。
それは、年間500万もの無実の人間を殺しているからではないだろうか。
600万人のユダヤ人を殺したヒトラーよりも恐ろしいことをしている国が明るくなれるはずもない。
人々は、大戦中に死んだ300万の日本人の魂を供養している。
しかし、戦後に殺された、2億5千万もの罪のない日本人の魂のためには何をしたというのだろうか。
日本の国土は、罪のない人々の血によって汚され呪われている。真の悔い改めがない限りこの呪いから解放されることはない。