離婚について
不貞の理由以外離婚は赦されないというのが今日の大多数の教会の立場である。
しかし、結婚の意味を聖書全体から見るならば、背教的・反社会的な活動を常習的に行っている配偶者と離婚できるとするのが正しい。
結婚は、アダムによる「神の国建設」のために与えられた制度である。
「地を従えよ」との命令を授けたアダムに対して、神は「人がひとりでいるのはよくない」と言われた。
それゆえ、妻は、夫の神の国建設の働きを助ける助け手と聖書では言われている。
さて、夫が神の国建設に携わらず、逆にそれを破壊するような活動を常習的に行っているならば、例えば、猥褻な雑誌を発行する編集者であるとか、社会転覆をもくろむセクトのメンバーであるとか、スリの常習犯であるならば、彼を助けることは、神の国を破壊する一味になることを意味するので、離婚するのが適当である。
ノンクリスチャンの結婚は、それがクリスチャンによる神の国建設の働きにとって有害にならない限り、正当である。