英米による植民地主義の復活

 

スカル・アンド・ボーンズは、植民地主義者である。

それは、昔の植民地主義とは異なるが、全世界に覇権を確立しようとしているのだから、植民地主義であることに変わりはない。

田中宇氏は、ニュースレターにおいて、「米英で復活する植民地主義」と題して次のように述べている。

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ウォールストリート・ジャーナルは10月9日に「テロリズム対策の決定打は植民地主義」という記事を出した。 http://tanakanews.com/b1112wsj.htm 筆者はポール・ジョンソンという「ユダヤ人の歴史」などの著作で知られるイギリスの歴史学者である。
 この論文では、イスラム原理主義テロリストを19世紀の地中海の海賊にたとえている。18世紀末、北アフリカやアラビア半島などイスラム教徒の領土を拠点にした海賊が、英仏など西欧諸国の商船を襲う事件が相次いだ。これに対し、フランスは海賊を根絶するために北アフリカを植民地にした。またイギリスはアラビア半島のイエメンなどを植民地にし、そこを拠点に中東を支配し、海賊や盗賊の横行を防いだ。西欧諸国にとって、植民地主義とは、商業を妨げる海賊を退治する行為と密接に結びついたものだった。
 そう分析した後、この論文では、今回の戦争でもアメリカとその同盟国は、アフガニスタン、イラク、リビア、イラン、シリア、スーダンといったようなテロリストを擁護する国々を一時的に軍事占領するだけでなく、短期間で民主主義に移行できないようなら、行政的に統治する必要がある、と主張している。つまりここでも、欧米による、中東諸国に対する植民地支配が提唱されている。

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湾岸戦争後、アメリカは、中東に米軍を駐留させ、戦争前よりも、石油支配を強めた。OPECの力は相対的に弱くなった。あれほど危険視したフセイン大統領を逮捕せず、今も泳がせているのは、問題は、フセイン政権そのものにはなかったことは明らかである。

子ブッシュが望んでいるのは、同じように、ビンラディンの逮捕よりも、タリバン政権の崩壊にあるように思われる。タリバン後に「国連の管理下での諸民族による共同統治」という名の親米政権を樹立し、中東地域におけるプレゼンスを強め、反米勢力を弱体化することが目的なのではないか。

「同時多発テロで破壊された2棟のビルの5分の1が、スカル・アンド・ボーンズのモルガン系の企業によって占められていたにもかかわらず、死者はたったの10人だけである。ユダヤ投資家は、事件の3,4日前に株の空売りをしていた。モサドが1ヶ月前からアメリカに警告していた」ことを根拠に、ジャーナリスト佐藤信一氏は、アメリカは同時多発テロをあらかじめ知っていたと断言する。

ウォールストリート・ジャーナル紙が述べる「植民地主義の復活」こそ、スカル・アンド・ボーンズの本音というべきだろうか。

 

 

01/11/16

 

 

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