退学のススメ

 

 自由には責任が伴なう。

 ある社会に入り、そこで自由を得たいと思うならば、その社会のルールを守らねばならない。これは当然のことである。

 しかし、このような当然のことが守られなくなっているのが今日の日本なのだ。

 教室で暴れる生徒がいれば、数回警告した後に退学させればよい。教師に暴力を振るうという生徒は発退学である。

 教師は、学校において権威だから。権威に対して暴力を加えることをするような人間に甘い顔をしては「絶対に」ならない。

 社会において指導している権威に対して暴力を振るうというような直接的な反抗を許せば、その社会はすぐに崩壊するからである。

 退学にしたら、生徒の将来が…。と心配されるだろうか。

 大丈夫。退学にしてあげることが生徒の将来にとってよい。

 子供が小さなウソをつくようになったとしよう。

 その子供のウソを叱るのが愛か、叱らないのが愛か。

 罪は習慣となり、大人になって取り去るのは至難の業である。

 子供のうちに悪の習慣を取り去ってあげるほうが愛がある。

 今日、日本が豊かになり、また平和になりすぎたために、少しのことでも波風が立つことを恐れているが、学校が崩壊しているならば、どんどんと違反者を退学させるしか方法がないのではないか。

もし、父兄から苦情が出て、教育委員会に訴えられて、自分の首が飛ぶようなことがあっても仕方ないでしょう。誰かが首になる覚悟をしないと日本はこのまま「訓練のない国」になり、第三世界の仲間入りでしょう。

 

 

 




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