ある伝道師は、ステージ上で、信者に気合をかけて後ろにバタバタ倒していた。

　　昔、これと同じことを催眠術師がやっているのを見たことがある。

　　人を何人も縦に並ばせて、気合をかけると、次々とのけぞって倒れていく。

　　このような伝道方法に違和感を感じるのは、

　　｢はたして、聖霊は、人を倒すだろうか。｣という疑問があるからである。

　　キリスト教は人を立てあげるためにあるのであって、倒すためではない。

　　福音は、倒れていた人を起こして歩ませるためにあるはずだ。

　　聖霊のパワーを見せようとするのであれば、人を倒すのではなく、イエスのように、

　　｢娘よ。起きなさい。｣