神は成体だけではなく、それを生み出す遺伝子をも創造された

 

 神が生物を創造されたときに、生物だけではなく、その生物を出現させるに充分な遺伝子もその身体の中に造られた。

 なぜならば、遺伝子が整っていなければ、親と同じ形質を持つ子が生まれることはないからである。

 卵が先か親が先か、という問題について、聖書は、「親が先」だと述べている。

 神は、まずはじめに成体を創造された。

 しかし、成体だけではなく、(性を持つ生物の場合)成体同士が交尾して同種の子を産めるように、遺伝子も完全な形で備えられた。

 ここに神の偉大さがあると思う。

 一回の試行錯誤も経ずに、完璧な設計図を描く事は人間には不可能である。人間の場合、設計図を描いたならば、それが実際にうまく稼動するかテストをしなければならない。テストを繰り返すうちに、完全なものになっていく。

 しかし、神は、成体とまったく同じ姿に成長するための遺伝子をも同時に「一回の試行錯誤もなく」、雄雌それぞれのDNAに書きこまれた。

これは驚くべきことではないだろうか。

 

 

 




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