脅迫しない宗教は御利益宗教である
>>>
脅迫する宗教や思想は、すべてカルトだって。>
あれ? これって、カルトか否かは別にしても、少なくとも「脅迫する宗教>
や思想」であることは認めるという意味に解釈できますけどそれでいいのでし>
ょうか。地獄があるとか、死後裁きがあるというのは、脅迫ですね。
「畳の上で死ねないぞ」とか「おてんと様が見てるよ」とかもそうですね。
つまり、「人が見てないからと言って、悪事を行って、刑罰を免れると思うなよ。」というように、世界の主要な宗教は、ほとんど「倫理的因果律」がありますね。
もしこれがなければ、宗教は実質的に人々の行動を規定するものではなく、単なるアドバイスになります。
「悪いことはしないほうがいいよ。」とか「人殺しをしないほうがいいんじゃないですか。」とか…。
もし
T氏の神道が本当に正しい神道ならば、それは、「アドバイス教」でしょう。しかし、これって、やっぱり、都合がいいんですよ。
自分が行った行為について、刑罰が存在せず、御利益だけをもらおうとする。
実にむしのいい話です。
やっぱり、これってアイドル(偶像)なんですね。
こんな美味い話とてもじゃないけど、信じようと思いませんね。
全国で身元不明の白骨死体が数万体ある。その何割かは他殺だろう。
すると、殺人を犯しても平気で我々の回りで生活している奴がいる。神道ってのは、こういう人間も、殺害された被害者も同じように、刑罰を受けないで、あの世に行けば、同じように、仲良く暮らすそうだ。そして、御盆になれば、仲良く地上界にやってきて、親族に面会するという。
バカバカしい。
刑罰を無くしてしまうことは、価値を破壊することなんですね。
どこの団体でもそうだが、その団体に特有のタブーというのが存在する。例えば、創業者をバカ呼ばわりすることとかね(例えば、松下電器で、松下幸之助を馬鹿にすると大変なことになりますね。それは、松下幸之助の理念を中心に会社が成立しているから。)
もし、平気で、会社の中で創業者の悪口を言うことを許して、「何でもいいよ〜。わが社は寛容だから。」って言っていたら、当然会社の秩序は乱れる。だから、こういった会社の根幹にかかわる重要なことについては、会社はその社員を懲戒する。場合によっては、免職になるかもしれない。
つまり、刑罰があるということは、その違反されたことをその団体は尊重していることを意味しているんです。
自動車を運転していて、犬や猫を轢くよりも、人間を轢くと刑罰が重い。これは、社会が人間の生命を重要だと考えているからです。人間が軽軽しく殺されないように、法律は、人間を殺すことに重い罰を規定して、「脅迫」する。「人を殺すと、刑罰が重いぞ!」と言ってね。
同じように、キリスト教では、神以外のものを拝むことは、重罪だ。それは、神を尊重しているから。もし、神道が、神を愚弄しても何のおとがめもないのなら、それは、その神を尊重していないのだ。だから、神道はマヤカシなのだ。結局、大切なのは、神ではなく、人間だということだろう。ここにおいて、神道が人造宗教であることが分かるのです。
もし、自分の神を愚弄することを許すような宗教があったら、そんなもの信用してはならない。
自分の神以外のものを拝んでも罰を与えず、脅迫もしないような宗教は、その神を価値があると思っていない御利益宗教なのだ。
01/08/16