日本は福音のために準備されてきた国である

 

バビロン捕囚の後、ユダヤ人がなぜ故国パレスチナに戻らず、10部族が消滅してしまったのか。

ユダヤ人は、バビロンにいる間、パレスチナを思って涙していた。それにもかかわらず、解放後彼らは帰還しなかった。

彼らは世界に離散した。それは、明らかに神の計画のゆえであった。

神は、世界宣教への布石を打たれた。

ユダヤ人は、世界各地にコロニーを作って暮らしていた。シナゴーグを中心に礼拝をし、律法を読み、守っていた。

シルクロードのオアシス都市にはユダヤ人のシナゴーグがあった。トケイヤー氏の先祖はこのシナゴーグの長だったという。

紀元前2世紀の記録では、「世界のどこに行ってもユダヤ人の集団に会う」とある。神は、世界の各地にユダヤ人を配置し、神信仰を拡散された。

これにより、メシア信仰は、世界各地に広まった。イエスが誕生される頃には、異邦人もユダヤから出る救い主を待望するようになっていた。

さて、紀元前2世紀に中国にユダヤ人が定住していたことは記録から明らかである。となれば、日本にも同じようにユダヤ人の集団が来ていたと考えても無理はないのではないか。

我々は、古代人の交通や移動の能力について誤解している。古代ユダヤ人は、3年にわたる大航海を行って、世界中から金や宝石や土地の産物を輸入していた。ソロモンのもとには、世界の名産品が集められていた。古代人の移動範囲は世界大だったのだ。

神は、各地にユダヤ人を配置し、宣教への布石を打たれた。それゆえ、メシアが誕生され、十字架にかかり、復活され、救いが完成したというニュースは世界各地のユダヤ人コミュニティーにすばやく伝播した。

神がことを行われる場合、まず、道備えを置かれる。イエスの道備えをバプテスマのヨハネが演じたように、イエスの福音が受け入れられやすいように、世界各地にユダヤ教の伝道者を置いておかれた。

神は世界に福音を届けるために、紀元前から準備してこられた。形や意味は変質したが、日本に届いた福音は、日本神話として残っている。日本人は知らずに、神輿をかつぎ、塩をまき、お宮参りを行い、禊を行い、御月見をしている。ユダヤの風習がこれほどはっきりと残っている国が他にあるだろうか。

トケイヤー氏は、日本に来たときに、同族の地に来たような懐かしさを感じたという。同じように感じるユダヤ人は多い。

日本は福音のために準備されてきた国である。

 

 

01/10/31

 

 

 

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