バベルの塔建設を助ける者に祝福はない
世俗民主主義は、「人間の知恵」を神の啓示の上に置くので間違いである。
人間の知恵を究極に置く体制を世界中に広めることは、バベルの塔の世界を作ることであり、神の裁きを受ける。
だから、クリスチャンは絶対にこのような体制を広めようとする人々に賛同してはならない。
彼らは、「自分たちの信じていることは、科学に基づく普遍的真理であり、宗教のように偏った主張ではない」と言う。
クリスチャンすらも、この意見に賛成している。
しかし、これは、「万物の尺度は人間である」という「人間教」の主張であり、けっして「中立」でも「普遍的真理」でもないのだ。
今の、ファンダメンタリストたちは、よく考えもしないで、ヒューマニストたちに同調し、「政治や経済は聖書律法など偏りのある思想に基づかずに『無色透明』『中立』の思想によって行うべきだ」と言っているから、ヒューマニストたちの暴走を抑止できないのだ。
本当のクリスチャンは、今回の事件において、いかにファンダメンタリストがアメリカ政府の御用宗教に成り下がったか、をしっかりと記憶にとどめておかねばならない。
くどいと思われるかもしれないが、私ははっきりと言いたい。
「聖書を究極の権威とせず、神を万物の尺度としない宗教はすべてヒューマニズムであって、キリスト教ではない」と。
ファンダメンタリストの宗教が世界に対して影響力を持てず、世界を改善することに失敗しているのは、究極のところで人間を崇拝しているからだ。神がどうしてバベルの塔建設を助ける者に祝福をお与えになるだろうか。
本当のリバイバルは、「御言葉以上の権威を絶対にもたない」と決意する人々を通して実現するのだ。
03/04/01