キリストはよみがえられた!
キリスト教の中心は、復活の信仰である。
復活とは、死に対する勝利である。
人間にとって究極の敗北は死である。
どんなに成功した経営者でも、億万長者でも、政治家でも、死に勝つことはできない。死んでしまえばすべてが終わりである。死後にまで財産をもっていくことはできない。
しかし、キリストは死に勝利された。
彼は十字架において死んだが、三日目によみがえられた。
ロシア語で、日曜日は「復活の日」という意味である。
無神論者の国家ソ連においても、復活祭のときには、街中で、人々が通りすがりの人に「Христос
воскрес!(キリストはよみがえられた!)」と呼び合う。世界の希望は、キリストの復活にある。
この世界は、あきらめや絶望に終わらない。
究極の絶望である死は、
2000年前にキリストが復活された時に打ち砕かれた。私たちが今、苦難の中にあったとしても、また、どんなに絶望的な状況にあったとしても、キリストを信じることによって、必ず復活できる。
復活の力をいただくときに、我々は、不死鳥のように、灰の中から起き、天に舞いあがることができる。