日本再生への道

 

 アメリカには復興の希望がある。

 アメリカに住むクリスチャンたちがリバイブされることによって、アメリカは法と秩序を回復することができる。

 アメリカは、すでに30年もの間、クリスチャンスクール運動とホームスクーリング運動を推進したことによって、ヒューマニストや国家主義者の教育から解放された子供たちが社会の一線に登場するようになっている。現在、ホームスクーリングで教育を受けている子供の数は170万人である。

 しかし、日本には、このような復興運動はまだない。

 進化論とヒューマニズムによって教育された子供たちが、その教育の内容を実践する時代となりつつある。

 「我々は動物から進化したものに過ぎない。世界を支配している普遍的な倫理は存在しない。死後の世界などない。どんな善人であっても、どんなに悪行を積み重ねたヒトラーでも、死ねば終わりである。」

 このような虚無主義の教育を受けてきた子供たちが大人になって、子供を育てるようになっている。

 教育勅語を教えられた戦前の両親に育てられた我々にはまだ道徳教育の影響の片鱗が残っているが、我々の子供たちは生まれた時から無神論と進化論の洗礼を直に受けつづけてきた。

 規律とか人間として守るべき道というものを教えられなかった子供たちが今日犯している犯罪は、まことに残虐、凄惨である。

 2ヶ月にもわたって、毎日頭から熱湯を浴びせるリンチを加え、しまいに生きたまま山林に埋める、灯油をかけて焼き殺す、知恵遅れの子供の首を切って校門に飾る、人を殺してみる体験をしたかったと言って老女を包丁で刺し殺す、人の血をなめてみたいといって目の前の男性の頭上にハンマーを振りおろす、気に食わない女性を監禁してその両耳たぶを切り落とす、9年にもわたって幼女を監禁し暴行を加える…。

 今日、学校は無規律・無軌道の児童によって授業が成立できない状態になっている。

 何とかなると考えて道徳教育に注意を払わなかったツケを大人たちが払う時代になりつつある。

 これに対して、このようなモラルハザードを心配する人々が教育勅語を復活し、国家神道による宗教教育を回復しようともくろんでいるが、戦前戦中の失敗から、反対する声は強い。

 このまま、無道徳教育を続ければ日本がダメになると分かっているのだが、代替案を提供できるものは誰もいない。

 真の神に立ちかえり、その規範を回復する以外に、日本が立ち直る見込みはない。

 イスラエルに対して神が提示した道は2つだけだった。

神に従って幸せを得るか、それとも、神に逆らって死を選ぶか。

  わたしは、今日、あなたの前に生命と祝福、死と災いを置く。今日、あなたの神、主を愛し、その戒めと規範と教えを守りなさい。それは、あなたが生きて、増えるため、あなたの神、主が、あなたが行って所有しようとしている土地であなたを祝福するためである。しかし、もしあなたの心がわたしから離れ、わたしの声を聞こうとせず、他の神々に引かれ、それらを拝み、仕えるなら、わたしは今日、あなたがたに宣言する。あなたがたは必ず滅びる。あなたがたがヨルダンを越えて所有しようとしている土地においてあなたがたの生命の日を長くすることはできない。(申命記30・15-18)

我々は、同じ選択の岐路に立たされているのではないだろうか。

 

 

 



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