ロックとキリスト教
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ご質問>質問があります。ロックがキリスト教的でないという考えに対して、常々考えていたことがあるのですが、一部のキリスト教のニュアンスの強いグループがあるように思えて聞いてみたいのですが、具体的なバンドであれば、U2やボブ・デュランなどです。昔から、ロックを聞いて育ってきて、ロックのサタン崇拝的要素が強いと聞いてびっくりして、持っていたCDの大部分を処分しましたが、上記に挙げたバンドなどはあながち健康的ではと思いまだ持っています。例えば,特にU2なんて、大げさなところもありますが、カリスマ的なところに惹かれてしまいます。バンド本人も、宗教問題の間で苦闘しているようで、そうした姿勢が自らの求道的な意味での支えともなっている現状もあります。とに角、近代を背景とした西洋の文化世界に対して多大な影響を受けている私達は、知らずとも芸術や思想、文学や哲学、学問の価値観や定説に盲従してしまうところがあります。そのような背景から、キリスト者としての真理を探究していこうとする姿勢はとても重要なことであると思いますが、それがしばしば困難である現実があります。このホームページから多くのことを示唆されますが、他にも信憑性のある情報のあるお勧めのホームページ等があれば教えてください。
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お答え>ロックについては、私もかなり悩んだ(でいる)者です。
たしかに
U2とかクリスチャンバンドであるとか、ボブ・ディランはクリスチャンになったと言われていますが、はたしてどのような信仰なのでしょうか。あまり詳しくないのです。今日のロックは、明らかに枯渇しており、
90年代はまったくと言ってよいほど見るべきものはなかったように思われます。ロックにのせて歌われている内容は、人間賛歌であると同時に、キリスト否定でしょうか。
アラン・ブルームは、ロックはセックスであるといいました。ロックは、下劣さの勝利という本も出ています。
先日、マリリン・マンソンという究極的なサタンバンドが来日しましたが、けっこう人気があるようです。
一般の人々は、その背後に潜むサタンの力を信じていないので、容易に彼の手の中でコントロールされています。
コロンバイン高校の銃乱射事件の主犯の少年たちは、マンソンの影響を強く受けていました。
ロックと死は密接なつながりがあり、有名なロックバンドには変死者が沢山出ています。
ホームページとして、クリスチャンの立場から文化について考えているページはあまり多くはありません。
http://www.path.ne.jp/~millnm/link.html を参照していただければ幸いです。もっと、多くのクリスチャンが問題意識を持っていただければ、と考えています。
01/05/18