神学が弱くなれば、キリスト教は弱くなる
「神学ではありません。信仰が問題なのです。」
とか、
「神学ではありません。キリスト教は頭の宗教ではありません。」
というメッセージがよく講壇から聞かれるが、なぜ牧師がこのようなことを言いたがるかお分かりでしょうか。
それは、人気者になりたいからです。
彼は、人々の学問コンプレックスを利用しているのです。
学問はどの領域においても基礎中の基礎です。
しっかりした学問的な土台のない分野は、弱くなります。
例えば、橋梁学が未発達な国では、頑丈な橋を作ることはできません。(もちろん、外国に作ってもらうことはできますが。)
神学が弱くなれば、キリスト教は弱くなります。
神学を学ぶ人々がいなくなれば、キリスト教は異教化します。
だから、牧師は、「神学などどうでもよい。」というような発言を絶対にしてはならないのです。