本当の宗教と偽の宗教
御存知のように、世間には、人を心から助けたいと思う善人もいれば、人を助けるふりをして、人を利用しようとする悪人もいます。
会社の中には、安くて良い製品を送り出すことによって、利益を社会に還元しようと努力している会社もあれば、ただ金儲けのために、粗悪な商品を高く売ろうとしている会社もありますね。
これと同じことが宗教の世界にも言えるのではないでしょうか。
巷で積極的に勧誘をしている宗教には、人を助けるふりをして、人を利用しようとする宗教もあります。しかし、すべてがすべてこのような宗教だけなのでしょうか。
森本春子牧師は、
30年にもわたって、東京の山谷で、仕事がないために路上生活を余儀なくされている人々のために、化粧品のセールスをしてかせいだお金をすべて、炊き出しと、仕事をする意欲のある人々の社会復帰のために使ってこられました。人間からは一銭のみかえりもない仕事ですが、ただ神からの報いを信じて働いてこられた方です。
「だから、施しをするときには、人にほめられたくて会堂や通りで施しをする偽善者たちのように、自分の前でラッパを吹いてはいけません。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。あなたは、施しをするとき、右の手のしていることを左の手に知られないようにしなさい。あなたの施しが隠れているためです。そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。
」(マタイ6章2−3節)
01/05/28