誰が「終末は近い!」と叫ばせているのか?
ディスペンセーショナリズムの人々は、もうかれこれ180年もの間、「終末は近い!」と叫びつづけてきた。
180年前といえば、日本は江戸時代である。
どうだろう。江戸時代からずっと終末は近いと叫びつづけている団体があったら、あなたはそれを信用するだろうか。
江戸時代から、「もうすぐ終わりだ。家も買うな、お墓も建てるな。教会も粗末なものでいい。立派なものを建ててももうすぐ捨てなければならなくなるから。」と教える教団を信じるだろうか。
事実、今から100年前に有名な伝道師Nはこのように言ったのだ。
江戸時代から今までの歴史を振り返ってみよう。
日本はあれからどれだけの進歩や発展をしただろうか。文明の発達は驚異的だった。
もし、日本の会社が、あの教団の終末の警告を聞いて、「もうすぐ終わりだ。立派なものを建てても、捨てなければならなくなるから、社屋は粗末なものでいい。」と考えたら、180年間、江戸時代に建てた社屋を使い続けたかもしれない。
江戸時代から、いつも終末、終末と言われ続け、そのため未来に投資しなかった会社(1)と、終末なぞ気にしないで、会社の未来のために様々な投資を行った会社(2)とどちらが成功するだろう?
今や、GDP世界第2位、外貨準備金世界第1位の日本は、(2)のタイプの会社によって生まれたのだ。
ノストラダムスの預言も外れた今、終末、終末と叫んで、未来に投資することを控えているのは、クリスチャンだけだ。
これは、何を意味する?
そう、クリスチャンだけが、取り残されるのだ。
もうそろそろ、我々は、誰が「終末が近い!」と叫ばせているのか、気付くべきではないか?
2004年2月18日
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