異邦国家にも預言者は遣わされる

 


<質問>
「政治活動によって人々や国家をクリスチャンにしようと主張する人間は、キリストのことを『レイプによって女性を獲得し、家庭内暴力によって彼女を支配し続ける』人間として描いているのだ。」

といわれますが、それでは、現在の政府の政策に対してなぜ批判するのですか?

<答え>
再建主義は、政治ではなく、伝道によって、人々の心が神と和解することを第一の目標にします。法律や政治によって世界をクリスチャンにすることなど考えていません。

しかし、我々が政治について発言する場合があるのは、「聖書的キリスト教を採用していない段階の政体においても、もし間違った政策や法律が行われているならば、それを正すことも神の預言者の職務のうちに含まれる」と考えるからです。

旧約聖書において、預言者は、イスラエルだけではなく、(契約の中にいない)異邦人の土地にも遣わされました。

その政体が自分のことをどう見ようと、あらゆる政府、国家、組織、個人は、神の支配下にありますので、神の掟に従わなければ処罰されます。神は処罰の前に預言者を送って悔い改めを迫ります。

また、神の法は、最良の法律であるわけですから、その国の法律を神の法に近づけさせることは、その国にとって利益になります。

律法は神の知恵であり、この知恵によって悟りを得た国民は強く、栄誉を受けることができます。

「これを守り行ないなさい。そうすれば、それは国々の民に、あなたがたの知恵と悟りを示すことになり、これらすべてのおきてを聞く彼らは、『この偉大な国民は、確かに知恵のある、悟りのある民だ。』と言うであろう。」(申命記4・6)

 

 

2003年12月15日

 

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