山谷氏はまず教理史をおさらいしてください


再建主義を信条主義ではないと批判する山谷氏にひとこと。

これは、フルプレテリズムの議論についても言えることですが、残念なことに、教理史をふまえて議論していないので、再建主義やフルプレテリストを議論する以前の段階のいわば「エレメント」でつまづいています。

再建主義が信条主義ではないと即断する前に、信条主義とは何か、信条形成がどのように行われてきたのか、ベルコフとか、ホッジとか、信条主義のスタンダードについて学ぶ必要があります。

フルプレテリストの「律法観」も、ディスペンセーショナリズムの「律法対福音」の二元論に支配されたままでは、「フルプレテリスト独自の見解」に関する議論にまでも到達できません。

たしかに、再建主義や、フルプレテリストの議論は、聖書信仰の教会において最先端の議論だとは思いますが、しかし、最先端の議論をするには、まず、再建主義やフルプレテリズムの議論に入る前の、「基礎事項」の確認が必要と思います。

どの学問でもそうですが、最先端の議論をし、論文を発表する人に要求されるのは、研究史のおさらいです。

どこまでが分かっていて、どこからが議論の要点かがボケたままでは、無駄な時間を使うことになるので、お話になりません。

山谷氏は再建主義を批判する前に、まず、改革派を批判してください。

あなたの批判は、我々に対するものというよりも、改革派に対する批判に留まっています。

 

 

2004年2月24日

 

 ホーム

ツイート

 



millnm@path.ne.jp