なぜディーンは敗れたのか?
民主党候補選挙で、ディーン氏がどうして敗れたのか。
サンフランシスコの非営利技術企業ネットワークの主幹ヴィンス・ステールの分析を要約してお伝えする。
(http://www.guardian.co.uk/uselections2004/story/0,13918,1152741,00.html)
どうやらメディアが大きく絡んでいるらしい。
「…ディーン氏が政治の舞台から完全に消え去る前に、彼の選挙運動に何が起こったのかを知ることは重要である。というのも、政体からディーンフィーバーを駆逐するのに、メディアが重要な役割を演じているからだ。」
「ディーン氏の選挙運動は、ワシントンの有力者たち――すなわち、アメリカの政治メディアとワシントンの職業的政治エスタブリシュメント――にとって大きな脅威であったからだ。
ディーン氏の人気は急上昇した。しかも、これらの、政治権力の2大勢力の影響外で。
…意識してか無意識にか、政治エリートたちは、もしディーン氏の選挙運動が成功したら、大衆選挙民の票獲得の指南役としての自分たちの仕事がダメにされてしまう、と考えた。」
「マスコミのレポーターが一致して彼に対して陰謀を働かせて貶めようとしたのではない。むしろ、彼らは、本能的に、ディーンを泡沫候補に仕立てようとしたのだ。なぜならば、もし彼が成功すれば、自分たちが果たしてきな世論形成という政治的な影響力を奪われると悟ったからだ。」
「ディーンの選挙運動の威力は、今回の選挙では見られなかったかもしれない。しかし、それは永遠に消滅してしまったのではない。それが将来どのような形に変わり、どれくらい強力になるか、誰も知らない。次回には明らかになるだろう。」
2004年2月23日
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