幽霊会員は除名にすべきである
今日の教会では、幽霊会員がいるのが普通ではないかと思います。
つまり、長い間欠席している正会員のことです。
しかし、幽霊会員は聖書的ではありません。
なぜならば、教会の戒規と権威が及んでいないからです。
もし、ある教会員が長い間欠席しており、連絡をとっても返事もなく、教会に復活す
る気も示していないならば、除名にすべきです。
もし、他の教会に出席しているならば、籍を移すべきです。
そこにおいて、きちんと十分の一を捧げ、礼拝に出席し、御言葉に恭順な姿勢を示し
ているならば、そこの教会のメンバーになるべきです。
どこの教会にも属しておらず、どのような生活をしているか分からないような人を、
教会の権威者たちが放置して会員のままにしておくならば、それは、「自分に任され
た教会を統治していない」ということになります。
なぜならば、罪を犯しても戒規を執行しなければ、教会の中に罪を入れていることに
なるからです。
パウロは、罪を犯している人を教会から除名しなさい、と言いました。
「私は前にあなたがたに送った手紙で、不品行な者たちと交際しないようにと書きま
した。
それは、世の中の不品行な者、貪欲な者、略奪する者、偶像を礼拝する者と全然交際
しないようにという意味ではありません。もしそうだとしたら、この世界から出て行
かなければならないでしょう。
私が書いたことのほんとうの意味は、もし、兄弟と呼ばれる者で、しかも不品行な
者、貪欲な者、偶像を礼拝する者、人をそしる者、酒に酔う者、略奪する者がいたな
ら、そのような者とはつきあってはいけない、いっしょに食事をしてもいけない、と
いうことです。 外部の人たちをさばくことは、私のすべきことでしょうか。あなた
がたがさばくべき者は、内部の人たちではありませんか。外部の人たちは、神がおさ
ばきになります。その悪い人をあなたがたの中から除きなさい。」(1コリント5・
9-13)
教会は、一つの体であり、クリスチャンは互いに互いの部分なのですから、一部に腐
敗があれば、全体を堕落させます。リンゴ箱に入った一つのリンゴが腐敗すると、他
のリンゴに移るのと同じです。
幽霊会員を許すならば、その幽霊会員が犯している罪は確実に、教会に忠実に出席し
ている人々をも堕落させます。
幽霊会員を多く抱えれば抱えるほど、その教会に在籍する忠実な信徒たちに大きな被
害が及ぶので、できる限りすみやかに、教会員名簿を整理する必要があります。
無断で長期間教会を休む会員や、十分の一献金を教会に収めない会員は、除名にすべ
きと考えます。
2003年10月31日
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