真理よりも感性を重視する人は牧師には向かない


異端者の特徴は、傲慢である。

こちらが聖書から議論しようと言っても、のらりくらりと時間稼ぎをする。

たとえ議論に乗ってきても、まともに回答することはまれだ。一つ一つ質問に答えることをせずに、概論ばかり繰り返す。

一つ一つ答えると、自分が間違っていることが暴露されるからだ。

たとえ一つ一つについて具体的に議論するそぶりを見せたとしても、質問ばかりだ。自分に質問が向けられても、逆に、新しい質問をこちらにぶつけて、ごまかそうとする。

異端者の性格は、「わがまま」である。

「私は、私が正しいと思うものを信じたいし、主張したい。」

それだけである。

自分が述べていることが正しいかどうかなどまったく関心にないのだ。

自分の性に合ったものだけを受け入れたい、という強い願望以外に彼を支配しているものはない。

だから、異端者からたえず発するのは、ナルシズムの臭いだ。

そのナルシズムを破壊するような質問をすると、とたんに怒り出す。

異端者の言葉は、自己愛の表出である。

こういった人は、芸術家とか役者など、自分の感性を売り物にする商売ならいざしらず、牧師とか教師とか真理を伝える職業には向いていないといえる。

真理よりも感性を重視する人は、周りにとって迷惑だから、商売変えをして欲しい。

 

 

2004年3月1日

 

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