私がずっとテーマとしてきたのは、「自由と秩序をどのように両立させられるか」ということでした。

非常に自由な教会も見てきましたが、自由なるがゆえに、まったく基準が喪失して、教会の中や教会員の生活がめちゃくちゃになっている例を見ました。

また、秩序正しい教会も見てきましたが、あまりにも秩序を重んじるがゆえに、まったく身動きがとれず、各人の賜物が死んでしまっている例を見ました。

自由かつ秩序ある体制とはどのようなものか、それは、どうやって手に入れることができるのか、ずっと考えてきました。

そこで、結論は、「神の基準に固執することだ」ということです。

神は、「自由と秩序」を完全に両立できるお方ですから、その指示に従えばよいのだ、と考えたのです。

それゆえ、教条主義によって苦しめられてきた私は、絶対に「説得」による以外に、他者とのかかわりをもたないようにしたのです。

押し付けも、黙認もどちらも神的な方法ではないのです。

2003年05月06日