米クリスチャンは国を政治で変えようとしているのでは?
<質問>
掲示された文章の中に次のような個所がありました。
「すべてのメッセージは、『クリスチャンには聖書の教えに従って投票する責任がある。どの政治制度、法制度にも、根底に道徳の体系が存在する。道徳体系の本質は、宗教である。宗教は、善悪の体系であり、ある活動を認め、ある活動を否定する。それゆえ、クリスチャンは政治に対して積極的に関わるべきである。政治に関わることは、クリスチャンにとって道徳であり、宗教的義務である。』というものであった。
まさに、ラッシュドゥーニーが『聖書律法綱要』の『序論』において主張したとおりの教えである。 」
これは、「政治によってアメリカをキリスト教国にする試み」ではないでしょうか。
<お答え>
日本と同じように、アメリカも民主主義の政体なのですから、代表者を議会に送って、今の法律の枠組みの中で合法的に、クリスチャンの意見を政治に反映させることは可能です。
そうして法律が出来、政治が変わった場合には、強引に国民に聖書律法を押し付けることにはなりません。
クリスチャンが政治を動かすことなど日本では考えられないことですが、アメリカには4000万人もいますので、十分に体制に働きかけることは可能です。
しかし、まだアメリカの国民も、リベラリズム政治による無秩序化に十分に懲りているとは言えないので、全面的に聖書を高等法として受け入れるまでにはまだ時間がかかると思われます。
2003年12月15日
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