ピーター・ワグナー


> いつも為になる情報をありがとうございます。
>
> ところで、ピーターワグナーなどはフリーメイソンの会員で、
> その神学ではいずれクリスチャンを裁くものになるだろうとい
> う内容のホームページみました。(もうあまりいろんな情報入
> れたくないけどしりたい。)
> たしか、再建主義?の方もそうなるであろうと書いてありまし
> た。
>
> 私的には政治がそういう風になるというだけでピーターさん事
> 態が悪魔という事ではないと思うので、その見出しで油そそぎ
> で悪霊がそそがれていると書いてあったのでそれはちがうんじ
> ゃないかと思いました。
> その事についてはどう思われますか?

ピーター・ワグナーがフリー・メイソンだとは聞いたことがありません。

しかし、http://www.americanpresbyterianchurch.org/fuller_seminary.htmによると、ピーター・ワグナーは、ジョージ・クラフトとともに、1990年にインディアナ州で行われた『カトリック・カリスマティック・インディアナポリス90年度コンファレンス』で主講師としてスピーチをしました。

彼は、明らかにカトリックとの合同に反対していないことがこのことから分かります。

また、彼は、合同メソジスト教会の伝道会議において次のように語りました。

「部外者である私から見まして、これほど伝道を回復した教派はないと思います。もし私が合同メソジストの会員であれば、私は自分の教会について楽観的になることができます。」

合同メソジスト教会は、リベラル派であり、聖書を無謬の権威として認めていません。

彼が教えているフラー神学校は、親エキュメニズムです。

新福音主義者リチャード・ラブレイス博士は、『カリスマ』紙(1984年9月)において『3つの流れが1つの川に?』と題する文章を発表し、その中で次のように述べました。

「現在、フラー神学校のプログラムは、3つの支流が流れ込む『ミキサー』である。カトリックの大きな流れが、学校の霊的形成プログラムに注ぎ込まれている。C・ピーター・ワグナーとジョン・ウィンバーが教える『しるしと不思議と教会成長』コースが、世界宣教学科にカリスマ的要素を加えている。」

ラブレイスの発言にはありませんでしたが、第三の流れは、新福音主義です。

新福音主義は、「中立主義」であり、同性愛賛成の傾向があります。

フラー神学校の倫理学教授ルイス・B・スメデス博士は、『リフォームド・ジャーナル』(1978年8月号)の中で、同性愛者の任職について次のように述べました。

「心理学のデータは、同性愛について、聖書の教えよりも多くのことを我々に教えてくれる。今日、大学の2年生になれば、誰でも、同性愛に関して、パウロよりも多くの知識を得ることができる。」

このフラー神学校における新福音主義の影響は、極めて深刻で、聖書に対する厳格な態度がないために、世俗の社会科学の教えが無批判に流入しています。

私は、聖書に立ち、聖書を最高権威として受け入れるならば、名前にはこだわりません。カトリックの信徒が、聖書を最高権威として受け入れて、内部改革を行うならば、彼らをむげに拒むことはしたくありません。

しかし、エキュメニズムとは、そのような聖書による「ふるい分け」をしないままに、カトリックや諸教派の教え、社会科学、自然科学の教えを受け入れるため、「霊的姦淫」に陥ります。

私の神学校時代の友人はヴァン・ティルを肯定していましたが、フラー神学校に入って、久しぶりに会った時に、私に「ヴァン・ティルを捨てるのに時間がかかっている」と言いました。つまり、聖書によってあらゆることをふるいにかけ、再考するという思考方法を捨てる必要があると考えていたのです。

神様が聖書を私たちに与え、「これを信じなさい。これと矛盾することを受け入れてはならない」と教えておられるのに、聖書と矛盾することを無制限に受け入れるのは、神様を大切にしているのではなく、自分の主観を大切にしているので、反逆です。

「教会が成長し、人の病気が癒され、奇蹟が起こり、リバイバルが起こるためなら」という大義名分のもとに、聖書の教えについていいかげんな教師を受け入れてはならないと思います。


> あと、日本でも現人神という言葉聞いた事ありますが、ユダヤ
> 教の影響があるのでしょうかね?!

ユダヤ教は、キリストが自分を神と同一と宣言された時に、「冒涜だ!」と言って、彼を十字架につけました。

現人神は、キリスト以外にはおらず、それゆえ、戦前、戦中の天皇観は間違っていたと思います。

昭和天皇自身は、戦前から「自分は神ではない」と言っていたと聞きます。

人間を神格化したのは軍部であって、天皇自身にそのような意図はなかったと考えています。

 

 

2004年1月29日

 

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