聖書にその直接の読者が理解できないことは書いてない

 


よく「神にとって、一日は千年のようであり、千年は一日のようである」という個所を引いて、「神にとって『すぐに』という感覚と、我々にとって『すぐに』という感覚は違う」から、黙示録の「すぐに」は2000年後と解釈しても間違いではないという人がいますが、これは、黙示録の読者のことを無視する誤謬です。

黙示録は、もともと手紙だったのです。

手紙とは、相手があるものですから、相手を無視したことは書けません。

手紙の読者に対して「これらは、すぐに起こることだから注意せよ」というならば、その読者の目線で述べていることは明らかです。

「聖書は、その直接の読者が理解できないことは書いてない」という聖書解釈の原則を無視してはならないと思います。

 

 

2003年12月29日

 

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