スカル・アンド・ボーンズにとって戦争とは精神浄化機である


最近亡くなった歴史家アンソニー・サットンによれば、新世界秩序の創造は、スカル・アンド・ボーンズの主要な目標であり、ここ数十年の間彼らにとって中心的なテーマであった。入会者にとって、新世界秩序という言葉には特別な意味がある。


新世界秩序とは、アメリカの軍事力によって支配された世界であり、すべての戦略的な天然資源をアメリカが支配する世界である。スカル・アンド・ボーンズの理想とする国家の一つは、古代ギリシャのスパルタである。彼らは、WASP戦士のイメージをスパルタの戦士と重ね合わせている。また、古代ペルシャも、新世界秩序のモデルの一つである。ペルシャ帝国のように、属州の連合体こそ、彼らが目指す世界秩序である。

かつてジェームズ・ベイカー国務長官が、外国の首都から首都へと飛び回って軍事的な連合を築き、各国に新世界秩序建設のために戦争費を拠出するように求めた姿こそ、古代ペルシャ帝国の歴代誌から直に導き出されたイメージなのである。

父ブッシュの師ヘンリー・スチムソンの伝記によれば、スチムソンは、「アメリカは一世代に一、二回は戦争を行うべきだ」と固く信じていた。彼にとって、戦争とは、ある一つの主義のもとで国民を一致団結させ、戦意高揚の大きなうねりの中でその精神的な弱さや欠点を克服するための精神の浄化機であった。戦闘には精神を浄化させる力があるという神秘的な信念こそが、スカル・アンド・ボーンズの政治哲学を読み解く鍵である。(http://www.parascope.com/articles/0997/skullbones.htm

アメリカの精神の浄化のために付き合わされる敵対国や、同盟国はたまったものではない。

このような全体主義的、軍国主義的野心を持つ人々がアメリカを動かしている現実。世界から戦争がなくならないはずである。

このようなヤクザ者たちの長期的戦略に対して、世界をサタンに売り渡したアメリカのファンダメンタリストたちは、まったく抑止力にも何もなっていない。かえって、新世界秩序のために旗振り役を買って出ているとは嘆かわしいではないか。

 

 

2004年2月18日

 

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