再建主義はネオコン、米帝国主義、単独行動主義、宗教右派を支持するか

 


再建主義は、ネオコン、米帝国主義、単独行動主義、宗教右派を支持しますか?


<答え>

支持しません。再建主義が宗教右派に影響を与えているというのは事実です。しかし、宗教右派は、同時に、その大多数の人々がディスペンセーショナリズムのプレ・ミレの影響も受けており、イスラエル国を中心とする文字通りの千年王国が再現すると考え、キリストの再臨の後に、イスラエルの神殿を中心にキリストの直接統治の世界が出現すると考え、現在のイスラエルの政治的活動を支援しています。これは、再建主義者の唱えるポスト・ミレとはまったく無縁の思想です。

我々は、「キリストの覇権は、もっぱら伝道と教育によるのであって、武力や強制によらない」と主張します。

伝道と教育によって、人が自ら進んでキリストを受け入れ、愛によって進んで服従する中で、世界の諸民族が徐々にキリスト教化されていくことを望んでいます。

しかし、プレ・ミレの千年王国説は、イスラエル国が建国され、それが聖書においてアブラハムが約束された領土と神殿を回復し、再臨のキリストがその神殿の中から、「強制的に」諸民族を統治する、と考えています。

再建主義は、このような「強制的」「暴力的」「帝国主義的」な支配を主張しません。

それゆえ、ネオコンや米帝国主義を支持しません。

「プレ・ミレ及びポスト・ミレの千年王国における統治観の違い」を参照のこと。

 

 

2003年12月3日

 

 ホーム

ツイート