アラバマ州裁判所より十戒のモニュメント撤去される
2003年8月27日付アメリカクリスチャン同盟のプレスリリースによると、同日アラバマ州モンゴメリのアラバマ裁判所の建物から十戒のモニュメントが撤去された。この5300ポンドのモニュメントは、アラバマ州最高裁長官ロイ・モーアによって設置されたものである。
アメリカ下院が、260対161で修正案を可決し、十戒撤去費用の支出拒否を決定した後に夏期休暇に入るとすぐに、連邦裁判事マイロン・トンプソンがこのモニュメントを8月20日までに撤去せよとの命令を出した。
「トンプソン判事の行動は、ここ数十年の間にウルトラリベラルで反キリスト教の裁判官が下した似たような幾百もの命令に共通しており、最近の例は、サンフランシスコの巡回控訴院第9回法廷において下された『学校において子供達に「忠誠の誓い」を唱えさせてはならない』という裁定である。その理由は、その中に『神の下に』という言葉が含まれているから、という。」(アメリカクリスチャン同盟2003年8月27日プレスリリース)
レジスラティブ・アフェアズ議長ジム・バックリンは、「合衆国議会は、9月の休暇明けに、これらの反逆的連邦裁判事たちの専横を押し止め、もはや連邦最高裁判事が公立学校から『忠誠の誓い』を禁止したり、連邦の建物から十戒を撤去するなどの不法な命令を下せないように法律を制定すべきである。合衆国上院は、公的な場所から神を除かない判事を認めるべきである。」と述べた。
この事件は、アメリカにおいて、霊的戦闘が進んでいることの典型例である。
サタンは、最高裁判事を通して、アメリカを宗教的に中立な、無色透明の国にしようとしているのである。
しかし、そもそも「宗教的中立」などというものは、この世に存在しないのである。問題は、常に「神の支配か、それとも、人間の支配か」である。人間が神を否定して王になれば、それは、サタンが王になったことを意味する。
政治を無色透明の領域と考える現代のディスペンセーショナリストのクリスチャンは、サタンの計略に加担しているのである。
アメリカクリスチャン同盟は、この点においては、彼らよりもましである。
2003年08月30日
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