日本という国の秘密 2
伊勢神宮の内宮のご神体は、八咫鏡であり、そこには御名が書かれてある。私は、こ
のことを1995年に知って、ある晩何気なく「天皇家には御名が隠されています」と
祈ったところ、突然、圧倒的な聖霊の臨在によって打ちのめされた。それ以上声が出
なくなり、涙が溢れてきた。周りは厳粛な空気が広がり、神ご自身が傍らにおられる
のを感じた。
その時、私は、「ああ、これは真理なのだ!」と悟った。
このことを友人のK氏に報告すると、K氏は、その報告を聞くなり、閉じたまぶたの中
に光の柱が横に静かに移動するのを見た。そして、明治天皇の孫小林隆俊牧師が暖簾
をくぐってある部屋から出てくる幻を見た。
この一件から、実に様々なことが起こった。翌年1月に、寄居の教会で200人ほど集め
て、小林牧師の講演会を開いた。その講演会が終わったときに、Y師が進み出て、
「富井さんはまだ按手礼を受けていないから、私達で授けましょう」と言ってくださ
り、3人の牧師が独立伝道者として任命してくださった。
私は、その年の3月に原爆記念館を訪れるために長崎を訪問した。観光バスに乗る際
に、心の中で「自分を捨てて十字架を負って私に従いなさい」という声が聞こえた。
「わかった、この教えを聞くために、私は長崎に来たのだ!」と理解した。
観光名所を巡って元の場所に帰った時に、「そうだ、二十六聖人の碑」を見よう、と
思い立って、西坂と呼ばれる小高い丘を登って驚いた。その二十六聖人のレリーフの
真中に「自分を捨てて十字架を負って私に従いなさい」という御言葉が記してあった
からだ。この時に、私の召しは確実なものとなった。
それゆえ、1996年は、私の伝道活動の原点の年と言えるのである。
実は、この年は、キリスト生誕後ちょうど2000年目なのである。
私は、神が第3千年紀の最初の年に、新しいミニストリを開始されたと悟った。その
ミニストリとは、日本という国の神秘と関係している。
日本は、神の御名を守る国として、離散ユダヤ人に選ばれたのだろう。
だから、そこは、至聖所なのだろう。御名は至聖所にあるから。至聖所として選ばれ
た土地だったから、ユダヤ人は、日本をユートピア、新天新地と見たのだろう。
昔からユダヤ人がなぜ日本を目指したのか、コロンブスやマルコポーロなどが日本を
理想郷として描いたのはなぜか。それは、ユダヤ人の民族的な記憶の中に、日本が特
別の使命を帯びた土地と考えられていたからだろう。
アインシュタインは来日した際に、「神が、日本という国を取っておいてくださった
ことを感謝する」と述べた。日本に来たユダヤ人が感じる独特な空気、特殊な感情
は、神が古代ユダヤ人を通じて、この国に封印した意味と密接に関係していると思う
のだ。
私は、天皇家は、神の御名を守るために召された祭司、レビ族の末裔だと思う。日本
全体が、世界の至聖所として、ケルビムに守られている。カラス天狗や、鳥居、鴨
居、など鳥が守るという思想は、聖書から来ているのだろう。聖書において、カラス
や鳥は、天からの使いの象徴として描かれている。
もし日本が至聖所ならば、それをケルビムが守っているという構図は当然存在するは
ずだ。実際、天皇制を守るために、八咫烏という特殊諜報機関が、国の資金で運
営されているという。
飛鳥昭雄氏は、その著書『心御柱の謎』で、この八咫烏と接触でき、伊勢神宮や日本
の国体にまつわる様々な情報をじかに彼らから入手しておられる。
恐らく、昔から山伏とか行者、天狗と呼ばれる人々は、宗教者を隠れ蓑にして諜報活
動を行ない、天皇制を守るために活動してきた人々なのだろう。
終戦の時に、政治家を始め様々な人々が一つだけ徹底的に固執したのは、天皇制の維
持であった。これだけは譲れなかった。なぜか。それは、日本に置かれた使命と関係
しているのである。つまり、天皇家はイエス・キリストの御名を守るために古代にお
いて任命された為政者だからである。宗教的な意味を自覚してはいないだろうが、日
本政府の誰もが天皇制護持だけは命をかけて守り抜くはずだ。
もし御名を守ることができなければ、日本の存在意義はなくなる。日の丸は、天照大
神を表す。日本という国は、イエス・キリストの御名が置かれた至聖所なのである。
そして、日本人自身がこの使命のために召されているのである。
神は、太陽が再び昇るように、日本民族を復活させてくださり、世界に聖霊の水を供
給する至聖所としてくださるはずだ。
2003年10月26日
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