マルクシズムを徹底して政府の中から払拭せよ

 


公共事業によって経済を活性化するという手法は、20世紀初頭のコミュニズムの産物である。ルーズベルトが亡くなったときに、スターリンのソ連が半旗をかかげたのは、象徴的である。

公共事業によってたしかに雇用が進み、刺激になるかもしれないが、しかし、それは、結局生き延びる力のない企業を延命させることになるから、最終的に自滅する方法である。

肥満で生活習慣病になった人を、最終的に救う道は、もっと食べさせることではなく、運動させ、脂肪分の少ない食事を与えることである。
自分でスリムになろうとしない企業は、生き残る能力がないわけであるから、生き残るべきではないのである。

公共事業によって、体力もなく、肥満で動けなくなった人を延命させて、その人に食費がかかって家計を圧迫しているというのが、これまでの政治である。

私が高校の頃の歴史の教科書では、「アメリカは、公共事業によって大恐慌を乗り切った。ソ連は大恐慌に遭わなかった」という説明があった。マルキストが書いた教科書を読んだ高校生が大人になって政治をやっているから、改革が進まないのである。

いつになったら日本は気づくのだろう。マルクシズムを徹底して政府の中から払拭する以外に存命の可能性はないということを。


 

 

2003年10月30日

 

 ホーム

ツイート

 

millnm@path.ne.jp