レフトビハインドの脅威
Joseph SobranのWashington Watchによると、レフトビハインド シリーズは、いままで合計で5500万部売れているそうだ。5500万部!驚異的な数字だ。
http://www.sobran.com/wanderer/w2003/w031030.shtml
そして、ブッシュ大統領は、この本を熱心に読む福音主義クリスチャンの1人であり、そこに書かれているストーリーにおいて重要な役割を果たしている一人であると自覚しているのだ、という。
「ミス・ディディオンは、ジョージ・W・ブッシュ大統領と、これらの書物を著し、また熱心に読んでいる福音主義プロテスタント・サブカルチャーとどのようにつながっているかに関心がある。
そして、ブッシュ大統領がこの終末のドラマの中で自分自身を主要な役者と見ているのではないか、とも。
彼女は、このような疑問を呈した最初の人物ではけっしてない。ブッシュは福音主義プロテスタント信者であり、このサブカルチャーに染まっている。
彼の演説は、彼らの仲間うちでしか通じない合言葉で満ちており、彼を支持する中核的な人々に密かに向けられている。
彼は、これらの支持者と様々な点で意見を共有していると思われる。中東に関する見解、神がイスラエル国に対して計画をお持ちであり、その計画においてアメリカは特別な役割を帯びているといった意見において、彼らと同じ意見を持っている。
アメリカの外交政策は、プロテスタント信者が『啓示の書』と呼んでいる書物[訳注:黙示録]の偏狭な解釈によって支配されているのかもしれない。」
これがもし真実だとしたら、ディスペンセーショナリズム福音主義者がこれまで無責任にも世間に垂れ流してきた預言本について、深く反省する必要があるだろう。
日本においても、ハルマゲドンの謬説はオウムに影響を与え、彼らを終末的狂乱の中に落とし入れ、殺人すらも誘発した。
しかし、アメリカにおける影響はオウムどころではない。世界を大惨事に巻き込む恐れがあるのだ。
「それには何よりも次のことを知っていなければいけません。すなわち、聖書の預言はみな、人の私的解釈を施してはならない、ということです。」(2ペテロ1・20)
2003年11月27日
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