新しい時代には新しい政治を
社民党の土井党首が辞職するという。
社民党はかつて社会党と呼ばれ、200名もの議員を擁する政党だった。
それが今や数人の弱小政党になった。
失敗の原因は何か。
洞察力が足りなかったという以外にはないのではないか。
拉致の明白な証拠が存在するにもかかわらず、北朝鮮の公式見解をそのまま受け取
り、解決を遅らせた。
有名無実化した憲法第9条にいつまでも固執するだけでは、北朝鮮の脅威に怯える国
民の側に本当の意味で立っているとはいえないのではないか。
とはいえ、日本の政党は、大なり小なり社民党と同質である。
いや、世界のあらゆる政府が同じ失敗をしていると言えるかもしれない。
もう、福祉国家も、死刑廃止も、累進課税も、古いのである。新しい時代に突入した
のだから、まったく新しい土台からものを考え直す必要があるのではないか。
アメリカが1913年にはじめて個人課税した時の税率はわずか1%だったが、今や所得の
60%である。そのアメリカの税制を手本にしてきた日本も同じように、金の卵を産む
鶏の首を懸命に締め上げてきたのである。
国民は自分が稼いだ金の多くを、役人は無駄な公共事業や、ほとんど車が走らない高
速道路の建設などに散財してきたのである。
こういう悪い政治もそろそろ終わりである。
日本政府よ。国民から50%も70%も税金を取ったら、国民は死ぬぞ。
もう少し、頭を使って考えろ。国が富むには、まず国民が富まねばならないのじゃな
いか?努力したら努力したなりのものが返って来るような政治をしないと、みんなや
る気をなくするぞ。
2003年11月13日
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