3つの霊的系統を理解すると黙示録が把握できる2
C: 新しい記事読みました
三つの大きな流れがある
そして黙示録に出る 獣と 大淫婦はこのうちの二つの連合である
また、ルカに出てくる ピラトとヘロデの連合もこれと同じ
このように考えると黙示録がすんなりと解釈できますね
いつもディスペーショナリズムで これはEUだとか 666の刻印だとか
捻じ曲がった 解釈が流行しているので 黙示録がどのように解釈していいのかわかりませんでした
わからないことを言うと 「これは難しい書物だから 霊的に次元の高い牧師しからわからないんだ」
みたいなことを言われました。もはやカルトです
黙示録が 70年の 人に向けて書かれたもので、その時代の人々に向けたさばきだと考えると
歴史的なイスラエルとその周辺の国の知識さえあれば それほど難しくないんですね
そもそも、難しすぎて一握りの人しか理解できない書物が聖書の中にあるということは矛盾を感じます
「これは、とても難しい書物なんだよ。霊的に次元の高い人しか解釈できない」
という考えはカルト的に感じます
tomi: そのとおりだと思います。
難しくしてきたのは、黙示録が世界の終末に関する書物だとの誤解でした。
19章までは、紀元70年の大審判に終わる旧約時代の終焉についてでした。
20章からは千年王国が始まります。この千年王国を新天新地と区別することはできません。
なぜならば、紀元70年において旧約時代は終了し、旧い天地は崩壊したからです。
ペテロが天体が焼け落ちるとか、使徒で「月は血に変わる」といった預言文学的な表現をしていますが、これらは、旧約聖書において、体制変革を意味する象徴的表現でした。
つまり、聖書を記した人々において、旧約と新約の体制変革は、まったく天地が変わったことに等しかった。
なぜならば、救い主であり、宇宙の王であるイエス・キリストが王権を取られたからです。
すなわち、旧約時代は、「キリストが王として来臨するという約束の時代」であるのに対して、新約時代は「実際にキリストが王として来臨され、王座に座られた」という時代だからです。
この違いは、本当に大きい。
天地がひっくり返ると表現してもいいでしょう。
我々が今生きている時代とは、キリストが王として君臨される時代、つまり、この全世界、全宇宙はキリストの王国なのです。
キリストが宇宙の主権を取られた。
さらに、19章では、キリストと教会の結婚が行われている。
つまり、それまで婚約期間だったのが、実際に紀元70年ごろに結婚式が行われた。
だから、今、我々教会に属する人間は、キリストの細胞の一つであり、それゆえ、我々はキリストの権威の代理執行者である。
クリスチャンは、天におられるキリストの代理として、地上を統治する責任がある。
頭はキリストで、体は教会。頭は現在天にあり、体は地上にある。
こういった構造を聖書は述べている。
だから、我々聖書的キリスト教を信じる本物の教会は、地上において神の御心を実践しなければならない。
そして、この実践は必ず勝利し、世界を征服する。
こういった体制の整備が進んで、ついに千年王国突入。
紀元70年以降は、千年王国の時代です。
実際に教会は、キリストの御体として地上を席巻してきた。
世界はヨーロッパ文明に飲まれましたが、ヨーロッパ文明の基礎はキリスト教です。
つまり、キリスト教が世界を支配した。
誰が何といおうと、この事実を否定することはできないでしょう。
世界から異教の文化が消えていった。インドで行われていた祭りの山車に飛び込むと天国にいけるといって、たくさんの人々が無駄死にした悪魔的な風習が消えた。
キリスト教が伝わる以前の異邦人の文化とはきわめておぞましいものです。
それを美化することは絶対に許されない。
このように福音によって世界は変わってきたということ、これこそが黙示録の千年王国であり、千年王国が実際に成就してきたことの証拠です。
2010年8月24日
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