ベルリンの壁で共産主義は敗北した?
ベルリンの壁が象徴するように東西冷戦の終結は、共産主義側の敗北に終わったと考え勝ちだ。
しかし、これは、我々がイルミナティの統治方法を理解していないから起こる誤解である。
彼らの考え方は、弁証法である。
Aと、それに対立するBという考え方があったら、弁証法以前の方法ならば、AとBの間にディベートが行われ、論理破綻したほうが敗れて、勝ったほうが選択され生き残る。
しかし、ヘーゲルの弁証法以降、ディベートで敗れたほうは必ずしも滅びない。それは、勝ったほうを変質させながら生き残る。AとBは止揚してCになると。
伝統的な思考方法でいけば、「資本主義と共産主義が戦った。ソ連崩壊、ベルリンの壁崩壊とともに、共産主義が敗れて、資本主義が勝った」となるが、イルミナティは弁証法で考えるから、「資本主義は共産主義と調和して合の段階に達した」と解釈している。
つまり、我々は共産主義が死んだと考えているが、そうではない。それは、資本主義を変質させて、資本主義でもない共産主義でもないものに変化したのだ。
「イルミナティの計画は失敗した。共産主義は敗れたから」と考えることは危険だ。イルミナティは、最初から共産主義の勝利など期待していない。彼らは資本主義でもない共産主義でもない「折衷的なもの」を目標としていたのだ。
「危機は去った」と考えると、実際には、自分が変質していることに気づかないということになり対処ができなくなる。
おそらくハリウッドなど芸能界は、一般人にとって「反」の役割を負わされているのだろう。
やつらはこう考えているのだろう。
一般人の道徳を堕落させるには、突然ポルノや麻薬、離婚などをはやらせるわけにはいかない。
まず、普通の人と異なる世界に生きている芸能界の人々の間でそれをばらまけばよい。
そして、一般人にその芸能人の極端な生活を見せることにより、次第に中間層が生じるだろう。
芸能人の真似事をやる愚かな中間層が増え、一般人と芸能人の間の境界があいまいになったら、作戦は成功した。次の堕落を導入しよう。
2010年4月27日
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