合衆国憲法は歴史上最も成功した詐欺である2
6. これら詐欺師の子孫は、被害者の子孫からますます大きな富を奪いつつある。
合衆国政府の予算と年度赤字額、予算に計上する負債と予算に計上しない負債を見よ。このどうしようもない状況はどこから始まったのか知りたいならば、M・W・ホッジの『祖父の経済レポート(Grandfather Economic Report)』を読むこと。
7. 詐欺を成功させるには、スローガンが必要である。それは、短く、簡単に記憶でき、誰もが受け入れられる、内容のないものでなければならない(詐欺師やその子孫が犯罪告発されるかもしれないので)。
8. 被害者の子孫は詐欺師の子孫の、詐欺拡大計画に同意する。それは、先祖が最初の詐欺に参加しなかった被害者の新グループに、新たな詐欺を加えるか、そうでなければ強制によって、詐欺を押し付ける計画である。
証拠:米西戦争、第1次世界大戦、第2次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、パナマ侵攻、砂漠の嵐、アフガニスタン侵攻、イラク侵攻。海外援助、国務省、無数のCIAによるクーデター。
9. 被害者の子孫は、拡大版詐欺にかかる経費を負担し、被害者が増えるのを助けている。
これらの経費とは具体的にどのようなものなのだろうか。知りたい方は、ジョン・デンソン編『戦争経費:あまりにも犠牲が多くて引き合わない勝利(The Costs of War: America's Pyrrhic Victories)』を読むこと。
10. 新しい世代の犠牲者は、さらなる詐欺被害者を作り出している拡大版詐欺の費用をさらに負担するように説得されている。
最近、ブッシュ大統領は、イラクの石油収入によって、戦争で荒廃した国を再建することができるだろう、と言った。これを信じる人々がいる。ジョン・ケリーは、大統領選で次のように主張した。「イラク戦争を遂行するには、戦費を負担してくれる仲間を集めなければならない。砂漠の嵐作戦がモデルである。私が選ばれたならば、そのような仲間を集められるだろう。」
11. 拡大版詐欺からの見返りは、初代詐欺師の子孫の手に入りつづけている。
このテーマに関する参考文献:フィリップ・バーチの3巻本『アメリカ史のエリートたち(Elites in American History)』(1981年)。
詐欺の見返りがどのようなものであるかは、現代のアメリカ政治のスローガンを見れば明らかである。「我々は大いに使い、大いに課税し、そして、選挙する。」これは、フランクリン・D・ルーズベルトの上級顧問であったハリー・ホプキンスの言葉である(死ぬまで否定したが)。どちらの政党が政権を担当しても、選挙民はこれを受け入れる。
12. この過程は1世紀以上も(2世紀といったほうがよい)続いている。
1788年からずっとである。
結論
この前代未聞の成功した詐欺をもっとも正確に評価したのは、パトリック・ヘンリーだろう。「なぜ憲法会議に出席しなかったのか?」と尋ねられて、彼は次のように答えた。
「フィラデルフィアに変な空気を感じたからだ。」
(2006年3月27日)
2006年3月30日
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