字義的解釈と象徴的解釈の区別12



<Q>
父なる神つまり一位の神についてお聞きしたいのですが、イスラムなど一位の神しかない宗教は拝する相手がただの一ですから我々と同じ立場となりますから、立場を逆転する事が可能になります。神と言うのは究極の第三者だと思うので、主権者なる父を確定するには、父以外に神が永遠に存在していなけばならないはずで、三っの神が秩序ある関係で存在していれば被造物にはどうする事もできなくなると思うのですが。御意見の方お願いします。

<A>
一位一神教の場合、愛という属性は、被造物が存在しない間、愛する対象が不在なので、自存できません。
つまり、一位一神教の神は、「被造物を必要とする」ということになります。これは絶対神ではありません。
三位一体神の場合、三者が愛し合っているので、神にとって被造物は不要です。
神は神の中で自己完結しており、それゆえ永遠の自存的存在です。
神はご自身の御業について、常にそれぞれ2人の証人を持っておられます。
一位一神教の場合、神は自分の業を証明するために被造物を必要とせざるをえません。

 

 

2007年1月20日

 

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