政府に救済を求めることは自分の身を滅ぼすこと


派遣切りで、会社の寮から追い出され、ホームレスになる人が増えているという。

それらの人々を救済するために活動している人々もいる。ある意味で尊い活動だと思う。

しかし、派遣切りされる人々にも責任があると思う。

どうして、ホームレスにならないために貯金をしなかったのか?

月2万でも蓄えておけば、いざというときにアパートを借りることもできるだろう。

契約途中で解雇されたから間に合わなかったのは本人の責任。解決を政府の救済に求めるというのはお門違い。

普段から今の仕事がなくなった場合の準備を、経済的にも、職業技術的にもしておかなければならない。

契約を途中で切られた、気の毒だ、という同情論があるが、そんなことはフリーランスや芸人、スポーツ選手など自由業の人、中小企業の経営者にはよくあることで、彼らはそのためにいろんな準備をしている。

経済環境の変化に対応するために、自分と他人の差別化をしたり、資源を無駄に使っている分野を削り取るなどの努力によって、自分の身を鍛え、市場で生き残れるように努力している。

日本の農家、建設、物流は、政府による保護によって体力が落ちた。結局、国に保護してもらうことは、自分の首を絞めることになっているということに気づくべき。

大恐慌は、無駄な贅肉をそぎ落とすよい機会。ある業界でだめなら、別の業界に移ればいい。たとえば、芸人の才能がない人が芸人をやっていても自分にとっても社会にとってもいかなるメリットもない。やめて自分の能力が生きる業界に移るべき。

自助努力を前提としない政府責任論は、結局自分の身を滅ぼすことになる。

 

 

2009年3月8日

 

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