賢人不在こそ真の問題
今の国会中継とか見ていて第一に感じるのは、賢人がいないということ。
広い視野に立ち、歴史や、様々な学問を踏まえて総合的に深くものを考えてきた人がいない。
政治のテクニックに関する知識、現行制度や政策に関する知識はあるかもしれない。しかし、その背後に深みを感じることができない。
これは、教養にもとづく哲学的思索を行える旧制高等学校のような伝統が今の大学にはないということだろう。
どうしてこのように人材が不足しているかというと、自民党が惰性で政権を維持できる環境が長く続いたからだと思う。
自民党で派閥を動かしている人間の質が低下した。
いわゆる政治をパワーゲームだと勘違いして、本質をないがしろにしてきたつけが回ったということだ。
舛添氏は、教養もあるし広い視野がある。
しかし、それでも足りない。もっと根源的に考えられる人が現れてほしい。
2010年3月10日
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