キリスト教は邪教?


『キリスト教は邪教です!』(ニーチェ・著 適菜収・訳(講談社+α新書))という本がある。13刷突破し、50000部を突破したという。

このような偏った本が売れ、人々が間違った認識をキリスト教に抱くようになっていることは、残念である。

ニーチェは最後脳梅毒で発狂して人生を閉じた人物である。彼の思想は、ヒトラーのナチスに受け継がれた。

こういうまともな精神の持ち主ではない人間が書いた本がまともな教養人に評価されるはずはないだろう。

しかし、今、偽クリスチャンのブッシュとアメリカ(ブッシュはじめアメリカの大統領はボヘミアの森で悪魔礼拝をしている。下記参照)が侵略を行い、キリスト教が面汚しをされている時代においては評価されるのも無理も無いかなとも思う。

http://www.millnm.net/qanda3/bohemianclub.htm

聖書は侵略戦争を否定している。

モーセ律法では、昔の攻撃的武器であった馬を増やすことを禁止している。

現代に適用すれば、アメリカや中国の武力拡張政策は間違いだということだ。

イエス・キリストは、武器を取って戦おうとしたペテロに向かって

「剣をさやに収めなさい。剣を取る者は剣によって滅びる」と諌められた。

また、弟子たちに向かって、

「平和を作る者は幸いである。その人は神の子と呼ばれる」と言われた。

キリスト教が邪教であるならば、キリスト教に基礎を置くヨーロッパ文明も間違った文明ということにならないだろうか。

しかし、実際のところ、日本人は明治以降、科学、医学、経済学、法律学、政治制度など、ヨーロッパ文明から多大な影響を受けた。

極端はよくない。

そして、無知に基づく偏見もよくない。

公平に歴史を見て、アジテーションに踊らされないようにしよう。

 

 

2008年5月25日

 

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