電子投票方式の恐ろしさ


米国政府説明責任局(US Government Accountability Office (GAO))の2005年9月号は、先の大統領選における電子投票方式について次のような懸念を表明した。


・投票機械の中には、無記名投票またはシステム監査ログを暗号化しなかったものがあった。暗号化されていないと、どちらも秘密裏に変更される可能性がある。
・ある候補者への投票を別の候補者への投票として記録することが可能であった。
・地方レベルでは、投票機械は、認証されていないバージョンの投票システムソフトウェアをインストールした。
・アクセスは簡単に許可されており、陰謀を必要としなかった。選挙を横領するには、少数の人々で十分である。

奇妙なことに、メディアはGAOの報告に関心を示さなかった。
私の意見では、フリーのメディアの意見は、少数の者たちによって集中的に所有されているアメリカのメディアのそれと一致しない。



2004年の大統領選の結果は私に奇妙に思えた。…2004年11月までに、大多数のアメリカ人は、ブッシュが、能力不足か欺瞞に基づいてアメリカを戦争に引きずり込んだことに気付いていた。

2004年11月までに、サダム・フセインが大量破壊兵器を持っていないということは明らかになった。ブッシュは戦争に突進した。

人々は、ブッシュが開戦の理由として提供していた大義名分がコロコロと変化することに不安を覚えていた。

そして、この不要な戦争は、ますます悪化し、侵攻開始時点で描かれていたばら色のシナリオとは全く異なった結果となった。

投票者がこのような明らかな失敗を犯した大統領を再選したとは考えられない。アメリカのコモンセンスとまったく矛盾するからだ。



http://www.lewrockwell.com/roberts/roberts140.html

 

 

2006年1月19日

 

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