福音派は真剣に反省すべき時に来ている


福音派の勢力減退が懸念されるという。


【CJC=東京】米国の福音派といえば、メガチャーチの礼拝に集まる会衆の数、ジョージ・ブッシュ政権への影響など注目を集める存在だが、米紙ニューヨーク・タイムズは、テッド・ハガード、ジュリー・フォルウェル、ジャック・ヘイフォード、トミー・バーネットといった福音派指導者の間に、青少年(ティーンエイジャー)の姿が見えなくなりつつあることに懸念が広まっている、と報じた。
 このほど44都市で行われたリーダーシップ集会には、延べ6000人以上の牧師が集まったが、そこでも青少年の僅か4%しか、将来成人した時に「聖書を信じるキリスト者」にならない、という深刻な予測が明らかにされた。ベビーブーム時に生まれた人の35%、第二次大戦世代の65%と比較すれば、まさに急減だ。いくら何でも4%まではゆかないだろう、と調査結果を疑う向きもあるが、青少年の減少が進んでいる、という点ではほとんどの見方は一致する。
 20歳層を宣教の対象としている『ティーン・マニア』の創設者ロン・ルース氏は「データを見る限り、今は“キリスト教米国後”になった。それは“キリスト教欧州”と同様だ。私たちは活動方法を把握しており、一所懸命働いているが、それでも青年は去って行く」と語った。([SKJ]■世界キリスト教情報■第825信より引用)

私がもしノンクリスチャンであれば、私は今の福音派の教会に加わりたいとは思わない。

あまりにも世俗化し、カルト化しているからだ。

「世の終わりは近い」と叫び、イラク戦争に賛同し、ブッシュ大統領を応援する。

どうして、こんなマイナス思考で、悲観的で、好戦的で、堕落を許容する団体になり果てたのか。

私が大学生の時代の福音派はこんなんではなかった。

福音派のクリスチャンは誠実・快活・エネルギッシュで、愛と魅力にあふれていた。

福音派は、数々の警告を無視してきた。

我々が行ってきた終末論や無律法主義への批判を無視し、かえって我々を教会から追い出した。

尻すぼみになってもけっして文句は言えないだろう。

「あなたはよく忍耐して、わたしの名のために耐え忍び、疲れたことがなかった。しかし、あなたには非難すべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。それで、あなたは、どこから落ちたかを思い出し、悔い改めて、初めの行ないをしなさい。もしそうでなく、悔い改めることをしないならば、わたしは、あなたのところに行って、あなたの燭台をその置かれた所から取りはずしてしまおう。」(黙示録2・3-5)

福音派は真剣に反省すべき時に来ている。

 

 

2006年10月23日

 

ツイート



 ホーム

 



millnm@path.ne.jp