新改訳への悪魔の影響
<O様>
NASBの翻訳者は、「プレミレを信条としている」と宣言しています。
http://www.lockman.org/tlf/tlfabout.php?mm=1
確認しましたが、やはり、例えば黙示録9:15は、
・・・so that they might kill a third of mankind
になっています(mankindに注でmenがついてはいますが)。
世評では、「原典に最も忠実な英訳聖書」「NASBがあれば、ギリシャ語原典聖書は要らない」ですが、本文批評でスカスカになった「原典」を、意図的にプレミレで翻訳した、ということなのですね。
新改訳聖書とならべると、そっくりです。NASBを、それこそ原典に忠実に和訳すると、そっくり新改訳になります。
新改訳の見開きにある「・・・訳業は、次のような原則に・・・」は、NASBそのままです。
http://www.lockman.org/nasb/nasbprin.php
新改訳とロックマン財団の関係は
http://www.seisho.or.jp/00007ssk/shorai/
http://www.seisho.or.jp/00007ssk/shimei/
にあるのですが、はっきり「本文批評上の問題点はNASVに準拠する」とあります。
改訂第3版にあたって、ロックマン財団との関係は終結した、ともありますが、NASBそっくりの事態、即ちスカスカのプレミレは変わっていないのですから、もはや如何ともしようがないと言わざるを得ません。
なくなってしまった教会で聖研をしていたとき、私は新改訳とKJV、NASBを持って行きましたが、件の韓国人牧師は新改訳とNIVでした。
第一テモテ4:12を学んだ時に、KJVにある、in spirit が新改訳とNASBにないので質したところ、回答はこうでした。
「in spirit ? 要りませんよ。韓国の長老教は保守的ですけど、もうKJVは使いません。NASBにもないでしょう。アメリカではもうみんなNIVですよ。NIVが正しい翻訳です。O先生ももうKJVは参考にして、NIVに変えなさい。え?The Received text? それ昔の話でしょう。は?アメリカのOPCはレシーブドを採用している?きいたことないですね。本当だとしたら、OPCがおかしいのですよ。」
先日、書店に立ち寄ったところ、田川建三氏が新約聖書の私訳を出し始めたそうで、立ち読みしました。ウルトラ・リベラルの田川氏なので予想はしましたが、それをはるかに上回る、すさまじい翻訳で、開いた口が塞がらなくて、あやうく顎関節が脱臼しそうになりました。解説文中で、あの荒井献氏をさえ「もっと本文批評を勉強してもらいたい」とこきおろしているのですから・・・
困ったものです。
<tomi>
貴重な情報をありがとうございます。
やはり、新改訳には悪魔の働きがあった、ということでしょうね。
これまで日本の福音派はアメリカと同様、ことごとく、ウェストコットとホートとプレ・ミレ主義者ロックマン財団に騙されていたということでしょう。
どうか日米のクリスチャンの目が開かれますように。
2009年8月16日
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