行政の無駄遣いを止めさせる唯一の方法


「国や地方自治体の無駄遣いを止めさせよう」とか「官民癒着の構造を壊そう」といったスローガンをもう我々は聞き飽きた。

「無駄をやめさせよう」とか「天下りを禁止しよう」というような、人々の倫理感覚に訴えても無駄である。

人間は変わらない!

人間はいつの時代も罪人である。

利権を作って、税金を自分のポケットに入れようとたくらむ人間はいなくならない。

無駄遣いをして、国に迷惑をかけてもいいと言いながら蓄財に励む官僚はいなくならない。

人間の倫理感に訴えるやり方はヒューマニズムの性善説に基づいている。人間の善性に期待する方法である。

システムを変えない限り、何も変わらない。人間を信頼して、官僚に大量の金を運用させる社会主義のシステムを破壊しない限り何も変わらない。

これが、唯一我々に残された道である。

国に金を渡してはならない。

金を渡さずに、自分の手元において、自分の裁量で運用すれば、自分の金だから大切に扱う。

しかし、役人にとって税金とは他人の金なのである。痛くも痒くもない金である。無駄遣いしても当然じゃないか?


行政の無駄遣いを止めさせる唯一の方法:

税金を安くして、稼いだ金を国民の手元に残すこと。

 

 

2006年11月3日

 

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