<MF様>
今朝は気温が下がりましたがお天気は上々です・・・　富井さんのメールを読みながら　宗教の本質や　キリスト教的な『真理』（教義）と仏教的な『真理』（教義）の相異に気づきました。

それぞれを信じる（帰依する）人々にのみ、それぞれの『真理』は有効であり決して強制されるべきもので無いことも判りました。　私もそう思います…　それが思想の自由だと思います。

<tomi>

ご理解いただき感謝いたします。
真理を持ったと主張する人が、けっして相手にそれを強制してはならない、ということを理解していないと、宗教弾圧や迫害が起こります。

宗教は、人間の最も中心的で、最高の関心事ですから、宗教を変えることは、自分の本質を変えることに等しいと思います。

他人に宗教を押し付けることは、その人に対して「おまえの本質を変えろ。今までの人生を否定しろ！」と迫ることに等しく、まさに、レイプに等しい蛮行です。（＊）


（＊）
それでは、教会が異端を裁くことはできなくならないか、という疑問がある人から起きるかもしれません。

教会とは、「聖書を正典として最高権威として受け入れた人々の集団」であり、最初からバプテスマにおいて、「私は、聖書の教えを信じ、それに忠実に従います。従わなかった場合は、教会から異端として除名されても構いません。」と誓約した人々なのですから、異端者は自分の意志でこの誓約に違反しているのですから、除名されても文句は言えません。

もし聖書を最高権威としたくないなら、最初からそういえばよいのです。教会はそのような人を受け入れるはずがないですから、除名などということも起きない。


<MF様>
権力者が政治的な目的に宗教を利用したり弾圧したり、宗教団体が政治権力と結託して勢力を拡大するようなことは決してあってはならないと思います。

宗教右派の原理主義的な思考パターンはイスラム教徒の中にも存在するようですが、一歩間違えば仏教の中にも発生するかもしれません。教義を自己本位に解釈し権力や暴力で他を従える狂気が指導者やその周囲の人々を支配した場合は恐ろしい結果になります。

狂気の権力者達は自己の欲望実現に障害となる場合は宗教を否定し弾圧します、その時聖職者の中には自己保身ために権力に擦り寄る者達も出てきます…　彼らは巧妙に自分をカモフラージュする手法に長けています。

<tomi>
そうですね。
歴史を見ると、為政者に擦り寄って自己保身をはかる宗教者がたくさんいました。
私は、「この地上での報酬」というものを期待することが諸悪の根源だと考えています。
為政者にこびる人々は、「この地上でどのように生き延びるか」に集中しており、宗教教義などそれと比べればどうでもよいと考えています。
バブル以降、日本の社会がおかしくなり、日本人の品性が下劣化したのは、「地上での報酬を第一に求める」ことに原因があるように思えます。
聖書では、「まず第一に神の国とその義とを求めなさい。そうすれば、生活に必要なものはすべて与えられます。」とあり、「金勘定」よりも「真理」を優先するように教えられています。

<MF様>
> 武力によって伝道や、文化輸出などできません。
> 福音はあくまでも、自発的な回心によって「のみ」伝達可能です。
> 再建主義者は、このような「自発的変革」を主張するのに対して、宗教右派は、「強
> 制的変革」を主張します。
> クリスチャンやユダヤ教徒全員がこのようなヘンテコリンな教えを信じているわけで
> はないということを理解して欲しいものです。

富井さんとの対話により【キリスト教再建主義】の教えについては理解できました。
『回心』はしませんが『理解し賛同する』ことはできると思います…　何故ならば　宗教による人間の内面的な変革がなければ　『平和や人権』を守り一人一人の真の幸福などは望むべきも無いからです…　　私自身対話を通しての相互理解を深め　テロや戦争へ人間をミスリードしていく勢力との戦いをこれからも続けますが　それに不可欠なものこそ宗教の力だと思います。

「人間の悪意」を否定することはできませんが、「人間の善意」を信じることによりそして拡大することにより、いろいろな宗教の人々と連帯しながら対立から強調への世界を広げていくことにより、自己の人格の完成と平和実現が可能であると確信します。

<tomi>

911事件を検証していくと、あらかじめアメリカ政府によって計画があったということが明らかです。とくにひどいのが、ピッツバーグ郊外に墜落した旅客機が米軍のミサイル攻撃によるものであるという事実です。

自国の民間旅客機に対して、いかなる理由もなく、空軍がミサイルを発射して、撃墜した？？？

こんなことが許されてよいのでしょうか？？？

私は、このような仕業は、サタンの実在を証明しているように思えます。

明らかに気が狂っている。

日々ニュースで、殺人事件、虐待事件、オレオレ詐欺、･･･などを見ると、人間だけではなく、その背後に人間を動かしてこの世界をめちゃくちゃにしてしまおうとする「野心」を感じます。

つまり、この世界は、人間を越えた力が働いており、人間はそれに利用されているのではないか、と思うのです。

私は、このような諸力を扱うことができなければ問題は解決しないと考えています。

2004年11月29日